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ジュズサンゴ
8月の今月の花は『ジュズサンゴ』です。
ジュズサンゴを作り始まったのは去年からなのですが、評判がよかったようで今年も作っています。
本格的な出荷はお盆明けからが良いとは考えてます。
数珠だけにお盆に需要があるのでは?という考えも頭をよぎりましたが、よくよく考えたら、こんな実を持って拝んだら逆に血みどろ。流血のお盆ということにもなりかねないです。
1 ジュズサンゴという生き物
ジュズサンゴはRivina humilisという学名でヤマゴボウの仲間です。赤い実がプチプチとつくとてもかわいい植物です。
名前はハトベリーとかとも呼ばれているようです。
耐寒性は弱いのですが、宿根系の植物なので、室内であれば冬越しも可能です。実際に一冬無加温ハウスで育てて早い時期から販売している生産者の方もいます。
原産地では花が咲く時期は三月から十月までと8ヶ月も咲いていると驚きです。その自生地なのですがフロリダとアリゾナ辺りと北はオクラホマ、南はそのままなんかしてカリブなどの熱帯の南アメリカ辺りの湿度が高く、半日陰の所で生きているようです。
すごく小さなジュズサンゴの花
無加温のハウスでちゃんと生きていました
2 育て方
以上の原産地情報から言えることは家庭で育てるためのコツは
1 夏場の水切れを起こさせない
2 木陰など日陰で育てる
3 植え替えの土は酸性で有機質に富んだ土を使う
4 耐寒性は低いということです。
3 意外な利用法
いろいろと調べていたところコスメティックに利用されているという情報をゲットしました。どうもハーブに分類されるようで、ジャマイカの大学が調べた結果では下痢や風邪、消耗症に効果があるとのこと。しかしながら、ジュズサンゴの実と葉はあまり食べないほうが良いという文献も。けど、鳥さんは結構好んで食べるとか。
情報も怪しいのですんでそんなものは口にしないことが良いと思います。
また、この植物は『ルージュプラント』と呼ばれています。それは実の色を着色に用いられているからとのこと。この染物は結構高そうでした。
4 去年販売してみての反応
去年販売してみて売店さんのお話ですと、意外に年齢が若い方が買われたということを耳にしました。丸くて赤くてたくさん実がつくものというのは感覚的にかわいいと感じる要素があるのでしょうか?
2009年7月25日の状態
問い合わせ先
金沢大樹:taiki@ysflower.j
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