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プリムラ・メラコイデス
↑甘い香りが漂うメローシャワー
メローシャワー 平成19年12月、種苗登録品種(No.15799)になりました。
白花の八重咲メラコイデスから時間をかけて育種選抜をした淡いラベンダー色の品種です。葉が甘いメロンの香りを放ち、真冬に夏の香りが楽しい気分にさせてくれる花です。
原種のメラコイデス
育てるときのポイントは、過湿に注意です。水はけの良い用土に植えて乾いたら水遣りをします。また結実すると花ビラがしぼみ風せん状に膨らんで種が形成されます。5月ごろ採種してタネをまいて育てることも出来ますが、タネが出来ると急激に株が弱って、新しい花が咲きづらいので摘み取ることも大切です。日本の夏の高温多湿は苦手で、夏越しは風通しが良くで日よけ(木陰、西日の当たらない日陰など)が必要です。
【シネンシス 和名カンザクラ】
真っ白な花と、光沢のある緑色(表)と赤みを帯びた色(裏)のコントラストの葉が楚々として人気のある品種で、低温に強く病害虫の少ない育て易いところも魅力です。真冬(0℃以下)の乾いた寒風、霜、 雪の地域では室内で育てるのをお奨めします。
【キューエンシス】
鮮やかな黄色の花が段になって咲き、花数が多長く楽しめます。ガーデンで幼苗から育てれば自然開花が可能です。葉は、グリーンと粉をかけたような薄緑があります。
緑葉 |
白葉 |
【雲南サクラソウ】
桜の花のような色合いとシルバーリース、甘い微香性の香りが好印象な品種です。温暖な地域では種がこぼれて自然開花が見られる話を聞きました。
「お花のケーキ屋さん、手乗りメラコ」で販売している、超ミニのマラコイデス「ジョリーコビットテンテン」が種苗登録No15798できました。
この品種は、普通のメラコイデスの中から比較的茎や葉が伸びないタイプを選抜して販売していたときに、さらに伸びないタイプを繰り返し選抜・改良して出来上がったものです。またタネを蒔いてから製品(高さ5p)になるまで、5〜6ヶ月ジックリジックリと育てて完成です。一日の成長を記録したらビックリな数字が出てきそうな「見た目は赤ちゃんだけどすでに大人」の品種です。
名前について
●「手乗りメラコ」の命名者は某種苗メーカーのSさん、手のひらに載せてカワイイ!カワイイ!と連発しながら「手乗りインコ」からひらめいて「手乗りメラコ」になりました。固体の安定性や新色の固定化したことで種苗登録申請となり登録名を映画「王の帰還」のホビット族のしっかり者のおちびちゃんからアイデアを頂き「コビット」としました。
●お花のケーキ屋さん
小さい時、花で飾った砂場のケーキの思い出や「ケーキ箱を開けたらけたらお花!が出てきて笑いがこぼれてしまった様子などと想像ながら自分で楽しんでしまった・・・・のがお花のケーキ屋さんです。箱やお花の詰め方、シールなど5年前からあれやこれや試しています。社長の育種しているワイ性品種をお花のケーキ屋さんでもっとお届けしたいと思っています。
プリムラ・メラコイデスの問合せ先
TAIKI@YSFLOWER.JP
金澤大樹まで
*プリムラ・メラコイデス以外のお問い合わせにはお答えできませんのであしからず。