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今月の花は、シュウカイドウとアンゲロニアです。
シュウカイドウ
シュウカイドウはベゴニアの仲間でBegonia grandisと言います。学名にはもちろん意味があり、Begoniaはベゴニア、grandhisは偉大な、堂々としたという意味があります。そういったわけで、シュウカイドウは堂々とした植物なのです。
シュウカイドウの漢字「秋海棠」は中国語をそのまま音読みにしただけのようです。もともと日本の花ではなく園芸用に持ち込まれた帰化植物だそうです。
また短日植物なので開花は夏以降の秋になります。
ただ、植えつける時期や温度により普通より早く咲きます。
今回矢祭園芸で販売するのは白花シュウカイドウとピンクのシュウカイドウです。
白花シュウカイドウは意外に流通量は少なそうです。
白い色が暑い日には涼しく感じられます。
シュウカイドウを育てる際に注意すべきこと
庭植えをする場合シュウカイドウは夏の暑い日差しを好みません。あまり強い光の場合は葉焼けを起こしてしまいます。なので、木の木陰や午前中だけ日が当たる場所に置いてあげるとよいでしょう。
また、水は大好きなので水切れだけ気を付けてください。
【庭で咲いているシュウカイドウ】
鉢植えで育てるときにも庭植え同様、強い日差しと水切れに注意をしてください。肥料は液体のものを週1回くらいの頻度で上げるとよく育ちます。もし葉焼けを起こしてしまっても、日影に移動すればまた復活します。
【公園にあるシュウカイドウ】
シュウカイドウの植える場所
シュウカイドウの芽が出るのは6月くらいで、開花は秋になります。なので、お勧めは春に咲く宿根草や球根の場所に植えることです。こうすることでその場所には春に咲き終わったさみしい庭もすぐに緑になるでしょう。
【暑い夏に他の植物に木陰を作ります】
シュウカイドウの間引き
【間引きが必要そうなシュウカイドウ】
シュウカイドウは植えてほっておくと、大変なことになります。庭に植えておいても簡単にたくさんむかごを作って増えていきます。去年はそこらじゅうに生えているものを植えつけた記憶もあります。
間引きのコツ
1.充実した株を残して10-15cm間隔で抜く
2.下から2節目上で切る。
3.ここまで6月中旬くらいまでにしておく。
4.鉢植えの場合は
以上のことをするだけで、庭できれいに毎年鑑賞できます。
TAIKI@YSFLOWER.JP
金澤大樹まで
*シュウカイドウ以外のお問い合わせにはお答えできませんのであしからず
今月の花 バックナンバー
2007年7月 アンゲロニア
2007年8月 スクテラリア
2007年9月 シュウメイギク
2007年11月 八重咲きシクラメン チモ
2007年12月 シクラメン
2008年1月 プリムラ(メラコイデス)
2008年2月 プリムラ(ポリアンサ)
2008年3月 クレマチス
2008年4月 カーネーション
2008年6月 チョコレートコスモス