四季咲きナデシコ マジカルチュチュ

マジカルチュチュは普通のカーネーションではない?

 マジカルチュチュはただのカーネーションではなく『ガーデンカーネーション』です。どちらかといえば、特性は普通の『ナデシコ』と考えていただいて結構です。
 カーネーションのイメージは『母の日が終われば終了』なのですが、マジカルチュチュに関しては四季咲き性が強く、きちんとお手入れをしてあげれば庭でお花を咲かせます。 矢祭町の冬の朝の気温は-10℃にもなりますが、それでも花を咲かせているときもあります。それだけ見た目と裏腹に非常にパワフルなカーネーションなのです。

特徴

  • 暑さ、寒さに強い品種です。
  • 四季咲き性が強い品種です。
  • 色変わりの品種です。
  • 花が1房4輪ついたら摘心して花瓶にさしましょう。
  • 摘芯はできる限り低い位置で。
  • 越冬株は天芽を摘芯します。
  • 肥料は切らさず、与えましょう。

生産者から

 当矢祭園芸での育成品種です。ヨーロッパのカーネーションと日本の四季咲きナデシコのハイブリッドで、暑さや寒さにも強く、ガーデンやボックスに向き、長年楽しむことができます。咲き始めの色から濃い色に移っていくのが特徴で、2種類植えてあるのかと思うほどです。

年間スケジュール

  1月 2月 3月 4月 5月 6月
開花期 休憩 休憩 少し つぼみ 初年度 二年目
水やり 乾けば 乾けば 乾けば 乾けば 乾けば 乾けば
肥料   置肥   置肥   置肥
置き場 屋外 屋外 屋外 屋外 屋外 屋外
摘芯   摘芯     摘芯  
植替え            
  7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花期 休憩 休憩 つぼみ そこそこ だらだら だらだら
水やり 乾けば 乾けば 乾けば 乾けば 乾けば 乾けば
肥料   置肥   置肥   置肥
置き場 屋外 屋外 屋外 屋外 屋外 屋外
摘芯     摘芯      
植替え       植替え    

手入れの仕方

 上記で四季咲き性と書きましたが、花を長く楽しみたい場合にはやはり花のメンテナンスが必要です。そのコツを説明させてもらいます。

 1. ピンチ
  ピンチという言葉よく耳にします。これは葉っぱの手前で茎を切ることです。
  こうすることで次の花の蕾を生長させることが出来ます。
  形をよく花を咲かせたいと思う方は、次のことを実行してください。

  下から2節目をピンチする

 これをすることで根元の方から新しい茎を伸ばさせることが出来、バランスよく成長させることが出来ます。

 もし上の方をピンチしてしまった場合、そのピンチをした直ぐ下の葉と葉の間から新しい茎が伸びてきて、頭が重いマジカルチュチュになってしまいます。こうなると庭に植えても倒れてしまって様になりません。お気をつけください。
  終わった花は残さないようするのがコツです。天辺で3輪中2輪の花が終わっていた場合でも、植物の今後の成長を見込み心を鬼にして下から2節目でピンチしてあげましょう。
  その1輪の花が4輪の花になって楽しませてくれるはずです。

 2. 肥料と水と光
  花を咲かせるためには必ず必要になります。水に関しては問題ないのですが、特に肥料切れになってしまうケースがあるようです。肥料切れになると、咲いた花が発育不良で小さくなってしまったり、葉っぱの色が薄くなってしまったりとダイアンサス(ナデシコ)はいくつかのシグナルを出してきます。何でもかまわないので肥料を与えてください。弊社ではグリーンサム若しくはプロミックという肥料を生産時に利用しております。また肥料は御自宅到着後約半月から1ヶ月で切れるようになっております。
  室内で育てる際にはやはり光不足での発育障害が考えられますので光を十分に与えてあげましょう。

 3. 植え替え
  もし仮に水を与えても直ぐにヘナ~となってしまう場合、もしかしたら根っこが沢山生えていて、ポットが少し窮屈なのかもしれません。
  その時は恐れず植え替えをしてあげてください。もし根っこでポットの中が『ガチガチ』だった場合、抜いたカーネーションの『底』を1cm程度切り落として植え替えすれば根の成長を助け、上手く成長することでしょう。
  間違っても深植えしないようにしてください。   

カーネーションの楽しみ方

カーネーションの育て方、楽しみ方については株式会社グリーンルーツのサイトでご紹介しておりますので、是非ご参照ください。

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