矢祭園芸ガーデンカーネーション マジカルチュチュ
矢祭園芸で生み出されたマジカルチュチュは花色が変化し、春から秋まで咲くカーネーションです。
ナデシコの強さとカーネーションの華やかさを兼ね備え、四季咲き性があって次々と花をつけ、暑さにも寒さにも強い品種です。鉢植え、庭植えのどちらでもお楽しみいただけます。
特徴
マジカルチュチュの特徴はなんと言っても変化する花色です。
1株の中で咲き始めから咲き終わりに近い花が同時に咲いているので、様々な花色が混じり、グラデーションがとても見事です。色の違う品種を一緒に植えることで更に複雑なグラデーションもお楽しみいただくことができます。
特に気温が上がる6~7月は色幅が劇的で素晴らしく、1株で咲いているとは思えないほどです。猛暑の間は少し休みますが、ピンチと切り戻しを適切に行うと秋口からまた咲き始め、年が明けても花をつけます。草丈がこんもりと株が整うので、鉢植えでもかわいらしくまとまります。また、いわゆるカーネーションほど弁の数が多くないため、雨に打たれても重くなりすぎず、花形が崩れないのも特徴です。
マジカルチュチュを元気に育てましょう!
マジカルチュチュは太陽が大好きです。鉢植えでも、庭植えでも、日当たりの良いところで育ててください。
長く楽しむコツは思い切ってピンチと切り戻しを行うことです。マジカルチュチュは新しい芽が伸びたら、その先に9~10輪の花を咲かせる特徴があります。株の全てを一斉にピンチするのではなく、時間差でピンチを行い、絶えず新しい芽を伸ばすようにすると、いつも花を楽しむことができます。
植えつけ
鉢植えで楽しむ場合はお手元に届いたポットよりも2回りくらい大きな鉢に植え付けます。土は配合された草花用の培養土で大丈夫です。植えるときはあまり深植えにならないようにします。
露地植えの場合は水はけを良くし、ポットの土の面が周りより1cmくらい高くなるように植え、株元に水が溜まらないようにします。
水やり
カーネーションやダイアンサス類は比較的乾燥に強い植物です。鉢に植えつけや植替えをした後は鉢底から流れるまでたっぷり水をやります。
それ以外の季節は表面の土が乾いてから水をやるようにします。
肥料
マジカルチュチュは長期間花が咲き続けるため、定期的に肥料を与えることが大切です。植えつけや植替えが終わり、しっかり根が張る4月頃に草花用の置き肥を、週に1度くらい薄い液肥を併用します。花が咲いて切り戻した後には置き肥などを与えてください。(真夏は肥料を控えめにしましょう)
害虫
害虫はダニ、アブラムシ、蛾の幼虫などがつきます。中でもダイアンサス類にはダニが付きやすいので、専用の薬剤を使用することをお勧めします。
また、開花時に花をナメクジに食べられることがあるので、定期的に専用薬剤などでナメクジを退治してください。
冬場の管理
真冬に気温が氷点下になり乾燥する地域では、室内や軒下で霜除けをしましょう。その他の地域では戸外で冬越しができます。冬も南向きのベランダなどではポツポツ花が咲きますが、そのまま咲かせておいて問題ありません。
ピンチと切り戻しについて
1枝に9~10輪咲くので最初の2輪が咲き終わった頃を目安に、下から2節残してピンチします。手でやりにくければ、ハサミを使っても構いません。ピンチした箇所から新しい芽が出て、伸びた先に再び花が咲きます。ピンチを続けると、7月くらいまで次々と花が咲き続けます。
梅雨明け前、7月上旬に切り戻しを行います。切り戻しをしないと夏に蒸れてしまい、秋の花つきや翌年の育ちも悪くなってしまいます。
切り戻しをする際は下の方の黄ばんだ葉をかき取ってから、健康な葉を1枝に4枚ほど残し、ハサミで切ります。風通しを良くし、光が株の内側にまで当たるようにすると、丈夫なシュートが出て、10月頃からまた咲きます。
マジカルチュチュはピンチを繰り返すことで次々と花を楽しむことができます。
しかし、株全体を一斉にピンチし、一斉に咲かせてしまうとエネルギーを使い果たしてしまい、次の芽が出るのに時間がかかります。
時間差でピンチをし、いつもどこかで咲いている状態にすると、長い時間花を楽しむことができます。そのためには、「ちょっと早くてもったいない」というタイミングでピンチするのがコツです。
植替えについて
植替えは4~7月が適期です。株を鉢から抜いたら、鉢底に面していた根を少し崩し、一回り大きな鉢に植替えます。市販の草花用培養土に、できればマグアンプKを混ぜましょう。深植えはせず、以前の土の表面が露出するように植えます。
その他
その他の情報に関しましては下記リンクをご参照ください。
矢祭園芸 マジカルチュチュ
参考動画 【マジカルチュチュ】【矢祭園芸】ナデシコの枝の咲方
カーネーションの楽しみ方
一般的なカーネーションの育て方、楽しみ方については株式会社グリーンルーツのサイトでご紹介しておりますので、是非ご参照ください。