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シクラメン特集(3回シリーズ)

第1回シクラメンができるまで

蛍光灯下でのランジェリー

 1,すべては土から
    矢祭園芸では積年の失敗からシクラメンに良い土は何か?ということを
    約20年以上研究をしてきました。
    今暫定で作っている土は以下のことを目標に作られています。
    
     ・ミネラル分が豊富な土
     ・少量の肥料でもよく育つ土
     ・土が乾燥して、シクラメンがくたっても、水を与えれば楽勝に再度復活する土
 
    結果的に

    『植物にやさしい土=人にやさしい土』  

   になりました。花が終わってしまったら、土はそのまま崩してプランターや花壇に
    使っても大丈夫だそうです。100円ショップで買う園芸の土なんかよりすごく効果的
    だのようです(専務談)

 2,土の作られかた

   (1)炎天下の中気合いを入れて土作り
   

     土作りに必要な土を配合は、社長の秘密の手帳と材料集めから行われる。
      長年の研究により遠くは海外から輸入するものや近くから仕入れるものなどがある。

   (2)材料をローダーで一か所に集める
   

     ローダーを使い大まかに混ぜる前に混ぜやすいように下準備。

   (3)適度にブレンド
   

     材料を一か所に集めた後に、ローダーでムラがないように混合。
      このとき土の塊などがあった場合はサポートする人が破壊します。

   (4)クラッシャーにかける
    

     ローダーでクラッシャーにかけ・・・

   (5)土を均一に混ぜる
   

     機械を使って均一に混ぜます。
      できる限り粒を崩さず、土の中に空気を含ませるのが大切です。

 

     以上のような過程でシクラメンの土が作られます。
      全体でいえばシクラメンの土を混ぜて大まかに分けて3種類あります。

 

   【1】一年草向けの土

  

     →カーネーションなど

   【2】多年草(宿根草)向けの土

  

     →秋明菊,クレマチスなど

   【3】シクラメン向けの土

  

     →100%シクラメンだけにだけ特化された土

     矢祭園芸ではそれぞれの大まかな特性に合わせた土づくりを進めています。
      各即売会などで『矢祭園芸の土』として小分け販売もしています。

  だいたい土は大まかに以下が混ざっています。

   ・赤土
    ・バットグアノ→説明 wiki
    ・ハイミネコン→説明 現代農業 
    ・腐葉土
    ・鹿沼土
  
   などなど、たくさんの種類の土が混ざっています。

  人にも植物にも優しい有機土。

3,販売前夜

  シクラメンを販売する前までしなければいけないことがあります。
・葉分け  
葉分け 丁寧に
この道、数十年の葉分け職人達。矢祭園芸の葉分けは彼ら抜きには語れません 葉茎をいためないように葉分けをします。一見簡単そうですが技術がいります。
全体を 葉分け完成
全体的に行います 完成です。大きな葉が下のほうへ。小さな葉は上のほうと綺麗に整理されています

・葉分け  ・鉄の輪

  この2つがキーポイントです。

    シクラメンの葉と花は『光が当たるところから』生えてきます。
    なので、鉄輪を使えば、簡単にできます。原理は簡単でしょ?

   こういう作業をするのが彼女たち
   
   彼女たちの手にかかれば
   
    こんな小さなやつが
   
   こんなに立派になります。(シクラメン ファイヤープレースです)

    中には
   
   こんなになってしまうものもいます。(八重咲きシクラメン チモです)

4,開化促進剤について
   開化促進剤使用→花が咲かなくなる

  というのは間違いで、結果的に『どれだけ使った』かが問題のようです。
  
   補助的役割で使うのか?
   花を一斉に咲かせて、店頭での見た目を良くするために使うのか?

  それがポイントです。

  シクラメンを購入の際、お店で確認すべきポイントは
   『開化促進剤を使っているかどうか?』ではなく
   葉をかき分けて見て、次の『蕾があるかどうか?』です。

  お間違いなく。

シクラメンの問合せ先
TAIKI@YSFLOWER.JP
金澤大樹まで
*矢祭園芸のシクラメン販売についてのご質問がある方もご連絡ください。

矢祭園芸のホームページ
Leaf Age へようこそ!

矢祭園芸ではシクラメンやカーネーションなどを中心に、矢祭園芸オリジナルの花の育種や、 生産を行なっています。

シクラメン

八重咲きシクラメン チモ