販売サイズ:10.5cm
セールスポイント:
プリムラ・キューエンシスはイギリスのキュー植物園発見された品種です。種間雑種とは同属異種間の交雑によって生じた子孫で大変珍しい品種です。寒さに比較的強い品種です。矢祭園芸で販売しているキューエンシスは、通常の白い粉状のものが葉についているタイプ(写真上)と完全にそれがなくなったタイプ(写真下)の2タイプを販売しています。白い粉がついているタイプがもともとのタイプになります。
★キューエンシスのうんちく★
プリムラキューエンシスはイギリスのキュー植物園で1899年にヒマラヤ原産の『プリムラ・フロリブンダ』とサウジアラビア・イエメン原産の『プ・ヴェルティシラータ』の特徴をもったプリムラが発見された。それらは偶然交配されたものだとされた。しかし、後世になり、研究によりその花粉親はヴェルティシラータではなく、その近縁種のわずか2品種しか確認されていないアフリカ原産の『シメンシス』の可能性が高いとされてきた。
1960-1980年までは市場でも目にする機会が多かったのだが、最近は少数しか生産されていないようだ。キューエンシスは比較的乾燥を好むため、水はけのよい土がよいです。寒さに大変強く屋外でも栽培が可能です。
参考文献:世界のプリムラ 世界のプリムラ編集委員会編