2011年09月02日

じゅずさんごの育て方

ジュズサンゴは耐陰性のある、宿根性ハーブです。ブラッドベリーやルージュプラント、ピジョンベリー、ベイビーペッパー、コラールベリーという別名もあります。原産地はアメリカ南部、中南米、メキシコ、カリビア諸島に自生している『雑草』です。一般的に高さは40cm〜100cmでまれにそれ以上の大きさになります。色は染料にも利用されます。

以上一般的な説明。

矢祭園芸で生産しているジュズサンゴは大きく分けて4タイプ

・イエロー
・ディープレッド
・レッド
・赤〜朱色

イエローとディープレッドは葉っぱが毛深く、背が高くなるタイプで実が落ちやすいです。
レッドは背があまり大きくならないものの、実が落ちやすいです。
赤〜朱色は、実が落ちにくく切り花に向くタイプの品種です。

置き場所は日陰であればあるほど良いです。アメリカ南部〜南米育ちなため、極端な寒さには弱いようです。

赤道近くにあるため、いろいろな説明を読むとほとんど一年中花を咲かせているという記述がみられるため、短日開花(日照14時間未満:夏至時東京は14時間35分が昼の時間)で花が咲くようです。開花後は大体1か月程度で実になります。虫によって実が付くのかと観察していたのですが、自然交配で実が付くようです。昨年に試験をした結果によると条件としてはおそらくですが15℃以上の温度がないと実が付かないか結実まで時間がかかるようです。

育て方
植える場所:
 鉢植えが好ましいでしょう。5℃以下にならなかったり霜が降りない場所であれば路地でも
 可能でしょう。矢祭園芸では不可能な感じです。

 有機質に富んだ土が良いと思われます。もともと熱帯雨林の大きな木の下で育つ植物なの
 で、腐葉土などが沢山堆積した場所で育ったと考えられます。
管理
 スーパー容易です。冬場は棚下の水がかかるかかからないかという場所においてありまし
 た。それでもきちんと生きていました。温度さえ気を付ければ根詰まりや肥料などあまり関係
 がないようです。
ピンチ
 実を楽しんだらバッサリと好みの高さに切ってしまいましょう。切った下あたりから枝が出て
 きたりするので、低くきれば翌年根本近くから放射状に枝が出ますし、高めに切れば高さを
 出して楽しめます。

もし質問あれば

TAIKI@YSFLOWER.JP
まで

大樹