12日〜14日にかけて行われた、各市町村の役場での放射能モニタリングの他に自治体の各地区においてのモニタリングの結果が福島県のホームページで発表されました。
とりあえず矢祭園芸のある地区では、下関河内小学校の近くの天神前(うちから200メートルくらい)というところの路上で行われたそうです。地面から1メートルの高さで0.12μシーベルトでした。4月14日午前の町役場での数値は0.14μシーベルトでしたので、矢祭町の中でも一番低い値でした。
一つの知識として自然界から自然に浴びる放射能は世界平均2.4ミリシーベルト。これをマイクロシーベルトに直すと、2400μシーベルト。これを365日×24時間で割ると0.27μシーベルト/時間。イランのラムサールという場所は自然界のラドンの分解によって生成された放射能で10.2ミリシーベルト/年という場所もあります。特殊なケースですが、これも計算すると1.16μシーベルト/時間となります。日本の平均値は1.4ミリシーベルト/年されていますが、0.16μシーベルト/時間が平均値のようです。平均値と言ってもアレなので、日本地質学会による国内の地質の自然放射能レベルのマップが公開されています。
日本地質学会の国内の一般的な自然放射線量
http://www.geosociety.jp/hazard/content0058.html#map
国が全国一律でお話をしている『平均値』というものはわからないもので、ウェブサイトの地図を見てもらえばわかるのですが、現在の福島県地域よりも自然放射能レベルがもともと高い地域があるわけなのです。
世界の年間平均の2.4ミリシーベルトは日本の年間平均1.4ミリシーベルトと比べて高いということは、世界中に180カ国あるとすれば、日本は上から数えて100位程度の国で、ヨーロッパの国から見れば下位の地域になります。まあ、アメリカは日本より低いのですが。
放射線数値が3月のころから比べると各地下がっている理由は放射性ヨウ素の8日で放射線発射量が減るということが理由です。
ちなみに、健康のために行く人もいるでしょう、ラジウム温泉。ラジウム原石は大体0.8μシーベルト/時間くらいの放射線を出しているようです。温泉になると0.34μシーベルトのようですが。ラジウム原石を肌身離さず持って、癌が治ってしまった人もいます。