出荷がそろそろ始まります。
写真は今年新品種の『貴富音』です。
種苗登録申請も済ませ、この9月に現地審査です。
さてさて、先日小山遊園地に跡地ホームセンターに行ってきました。
いやはや、シュウメイギクが売られていたのですが、
かなりひどいものでした。
しかもラベルの表記もめちゃくちゃでした。
白一重と書いてあったのですが、
どう見ても写真は花弁が5枚以上あるもの。
それじゃ、一重じゃなくて『八重』だと思いました。
また、背丈の欄を見たのですが
『40cm〜90cm』
と。
どこの世界に50cmも1つの品種で背丈の差がある品種があるのだろうか?
お客さんが勘違いしてしまうのでやめた方が良いとも
思いました。
お客さんは都合のよい情報を見てしまうので。
それとは別に、北海道のホームセンターさんへ
出入りしている人の話でうちの商品を営業していただいた時に、
『シュウメイギク、ピンクに偏りすぎ』
『背が低い白のシュウメイギクがある』
と言う話をいただいたらしいのですが。。。。
シュウメイギクはピンクが普通です。
その中でのグラデーションがあるだけなのです。
また、わい性の白のシュウメイギクがある、
と言われたのですが、これはほとんどないです。
あってもアレくらいでしょうか?
もし、本当に白のわい性種でいろいろな花型があったら
世界中で大ヒット間違いなしの商品です。
現在シュウメイギクの白の品種はほぼ100%
わい化剤を利用して背丈を調節しています。
買ったお客さんが植えて、翌年1m以上の
大きさになったら、どれだけがっかりするものか。
その辺の情報の開示は生産する側も売る側も
必要なことかもしれません、これ以上マーケットを
収縮させないためにも。。。。