先日白河というか西郷にある山野草の生産者にお邪魔しました。
圃場に入ってみると最近私が少し気になっていた
プリムラオーリキュラがありました。しかも、名前付き。
実生で育てたものも名前付きのもの同一のものが
出れば同じだろ、と思っていると
よくよく話を聞くと、『血統』のようなものがあり、
品種名で売れるものは、株分けで増やしたもの
というルールがあるようで、オーリキュラの奥の深さ
に感銘をうけました。
山野草の土については
『植物に合わせるのではなく、人に合わせる。だから、土は全て一種類』
これにも感動しました。
施設園芸をしていると、大かたこの逆になります。
植物がいかに早く適度な大きさに育ち、花を沢山咲かせられるか
これが私のいる場所なのですが、山野草はいかにコストをかけずに、
植物を小さくつくるかという印象を受けました。
また育ちすぎることを『格好がわるくなる』と表現をされていました。
山野草を生産するときの考えかたについて、この点は施設園芸を
する私にとって知っておきたい大きなポイントであると思いました。