今年、市場法というものが改正された。
どのように改正されたかというと、生産者からとる手数料の上限のか何かが
撤廃になり、自由化になった。
自由化なのであげればよいのですが、結局上げたのは
1社くらいでした。
しかも、今まで9.5%だったものを10%にしただけでした。
勝手なイメージなんですが
昔は商社の国内地方版的な感じだったのでしょうか?
ただ、現在買い手が強い中において
市場(売り手)というものは逆に価格を安くする必要が
生まれてしまい、昔のような状態ではないようです。
買い手市場の場合、市場というものは
『生産者の営業』という立場という観点でなければ
結局、売る側は条件の良い、安定的な販売先に流れて
結果市場外流通が増加するというのは個人的には
理解できます。
そもそも市場以外の中間卸の会社が台頭してきた
背景には、市場流通システムに対して、何かしら
欠陥(不満足)があるために起きたことで、
ある意味、市場に対して売り手と買い手が不都合と
判断した部分において、既存の植物の流通の中から
枝別れ的に派生した一部分じゃないのか?と勘ぐって
しまいます。
話は変わりますが、最近市場においての『営業の質』
というものが、明白にわかれてきているように思えます。
ある市場の担当の人は、矢祭から300KMも離れている
のですが、顧客の企画の為に、わざわざ足を運んでくれて
顧客の為に多くの交渉をしてくれます。
方や、市場の顧客が足しげく通ってくれて、商品の企画の
話や矢祭園芸の商品に対する前向きな意見をくれたりして
いますが、その方の市場の担当の方は、ほとんど生産側と
交渉もせず、顧客が商品を購入する時だけ
『弊社を通してください』
ということを言う場合があります。
前者の場合は20%でも営業費を取るべきであり
後者はせいぜい4%の代金回収費用。
私としては、前者のような市場と新商品の国内展開の話や
商品組み合わせによる新規コンセプト企画商品などの
仕事をしたいと思う市場で、そのようなときに20%でも30%でも
とれるのであれば取ってもらいたいと考えています。
まあ、あまり話し過ぎるのもアレなので。