オランダに帰ってきました。
行く前は花畑になりそうな感じだったのですが
この数週間で一気に花がなくなりました。
残念。
さて、今年の母の日の送りなのですが
今回きたクレームで一番ショックだったのは
「花が咲いていない」
というクレームでした。
主は岩手の方からでした。
今回母の日明けに岩手に行く機会があり
市場に立ち寄らせてもらい、
岩手県で喜ばれる花の咲き具合は
ということである方に教えてもらいました。
「咲きすぎと思うくらいがよい」
とのことでした。
なぜなら岩手は春が遅い分
母の日の辺りは庭で花が咲いていない。
つまりこの時期、咲きすぎの花は逆に
喜ばれるとのことでした。
温度が低い分花の開花が進まずということ
一理あります。
各市場毎地域で好まれる咲き方があるようで
それは直接市場に問い合わせなければいけないと
思いますが、一例をあげれば
南ほど2輪、3輪で良いとのこと。
温かいのですぐに咲くため
せっかくもらった花の観賞期間が短く
最終的にクレームの対象になることとが
多いとのことでした。
来年は少しこのことを踏まえ
送り状を北と南で2つに大きく分けようかと
考えています。
この辺はやはり大切なはずです。
で、最近生産者により産地直送の
システムを取り入れたい販売側の方が
いるようで、なぜか?
産地直送は生産者で梱包し、
そのまま発送です。
しかし一般的な配送は
生産者から配送センターに運ばれ、
そこで梱包して配送。
結果的に配送時間が生産者からの場合だと
ハウスから最長2日(遠隔地)。
もう一方は
ハウスから最長4日(遠隔地)
鮮度の面からみても全然違います。
花の傷みのクレームも産直の方が
よいのです。
ただ、産直の問題はあります。
やはり、これ、生産者の体制
ほとんどの場合生産者の体制が整っていないことが多いです。矢祭園芸でもやっていますが、やはり、配送を専門でやっているわけではないので場所の問題が出てきたり、人件費の問題が出てきたりといろいろ面倒なのです。矢祭園芸では近くのヤマト営業所との関係を大切にしてきた経緯もあり、営業所からの協力体制が整っています。しかしながら、地域によっては非協力的という話を聞きます。
面倒であるのですが、実際のところ、
最終的にお客さんに届くのには非常に良い面があります。
特にカーネーション。
後で何かの記事にしますが
カーネーションの開化には光が非常に重要です。
3日光が当たらなければ
つぼみは花にならないかも・・・
というくらい大切です。
最終的に客の手元に到着するランタイムを
短くすればするほど
配送後にきちんと開花する確率が上がると
いうわけです。
まあ、今日はこんなもんで許してください。
ではでは