研修のほぼ最後の方だったのですが、ホストファザーのアランさん宅より
すぐ近くの生産者のところに行きました。
彼は以前サンダーソニアを生産していました。
しかし、奥さんを癌で亡くして以来それを辞め、閉じこもっていたそうです。
このときからカラーの花を栽培することになり、植込みが始まった時期でした。
土地はとてつもなく広いので、トラクターなしには成り立ちません。
特に最後の乗り物は球根植え用のカスタムメイド車だそうです。
中に人が乗り、
球根の籠から球根を取り
手で等間隔に植えていくわけです。
カラーの球根は高温に弱いようで、地温が27℃以上になると
軟腐病のリスクが高まるとのことです。
ニュージーランドは気温は高くないのですが、
日光が強いために、地温が上がりやすいのか、植えた球根の上には
肥料を播いた後におがくずをこんもりかけます。
おがくず撒き機械に載せ
たくさん撒きます。
球根は土を被せず、そのまま直接おがくずです。
空気の通りも良いし、掘り起こす時に楽チンなんでしょうか？
土の上25cm以上も載せます。
植えたものが数か月たつとこうなります。
数か月前に植えたものは、
このように収穫されます。
収穫されたものはパッキング場に持っていかれます。
ここまで読んで、『で？あなたは写真撮り役？』
んなわけありません。
地面をトラクターで耕したり、
雑草を抜いたり
植え込みをしたり、
おがくずを撒けばムラができるのでそのムラを直したり
肥料まいたり
いろいろしてました。
さてさて、
気がついた人がいるかもしれませんが、
ニュージーランドにはインド人がいます。
ほとんどの人がターバンを巻いています。
ハッサン。
こう見えても年齢は24歳。
私とあまり変わりませんでした。
英語は非常に癖があり聞き取りには一苦労。
ハロルドさんも『あなたの英語の方がまし』
と言わせるくらいのレベルでした。
ただ、いい人でした。
ちなみに、インド人＝ターバンと思いがちですが
インド人でも特にシク教徒の人がターバンを巻くようです。
地域的には、パンジャブー地方の人に多いようです。
英語が話せるバービーさんに
『ターバンは巻くのに時間かかるんじゃない？』
と質問したところ
『そんなことないよ。ハッサンなんて30秒で巻ける』
と実際にやってくれましたが、すごく速かったです。
巻き方もいろんなタイプがあるようなので、チャレンジを
したかったのですが、ターバンが売ってなかったです。